- 農業機械メンテナンスナビ>チェンソーのメンテナンス方法>チェンソーの目立て方法>チェンソーの目立て 中級編(デプス調整)
- チェーンソーの刃は、目立てすることで徐々に短くなっていきます。このため刃が深く切り過ぎないようにガイドの役割を果たしているデプスについても、刃の長さに合わせて短く削る必要があります。
デプスの適正な高低差を作るため、デプスゲージに合わせて平ヤスリで削って調整します。
・デプス調整の量
デプスは、刃より低い位置で高低差が出来ることで木に刃が食い込み切断することができます。大きくすることで切断が早くなりますが、抵抗が大きくなります。
基本の高低差 0.65mm(0.025インチ)
また、使用する木の種類が特定されていれば変更させることもできます。
硬い木、一度に切断できる量を少なく。 = 基本の高低差
柔らかい木、一度に切断できる量を置く。= 高低差を大きく0.70mm程度まで可能
・デプス調整の頻度
目立て5~10回程度に一回。
デプスの調整の仕方
-
・デプス調整
デプスゲージ
平ヤスリ
デプスゲージの斜め溝は、刃の角度を確認するためのものです。 -
・デプスゲージ
刃の右側の突起がデプスです。
刃を目立てにより低くなり、デプスと刃の高低差が小さくなっています。 -
・デプスゲージ
ガイドバーにデプスゲージを被せます。
-
・デプスゲージ
ガイドバーに乗せた状態です。
先端(右側)の切れ目にデプスがくるように合わせます。 -
・デプスの状態
デプスゲージの先端部分です。
ゲージの隙間からデプスが出ています。はみ出ている分がデプスの出過ぎている分です。 -
・デプスを削る
はみ出ているデプスを平やすりで削りです。
-
・デプスを滑らかにする
デプスゲージを外し、削ったことで出来たデプスの角を取り滑らかにします。
次ページ:チェンソーの目立て 上級編