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給油毎の目立て
 チェンソー作業は、労働安全衛生規則等で連続作業時間等が定められています。
 また、単に決められているだけでなく振動と作業に伴う疲労が大きく、事故防止の観点からも適度に休憩を取ることが非常に重要な作業です。
 また、切れ味の低下は直接作業者の疲労増加に繋がるため、本格的に使用する場合には一日に数回の目立て作業を行うことが必要です。
 これら連続作業による弊害の防止と、作業効率の向上をはかるため、現場で丸ヤスリを使用して目立てを行います。
 この他、小石等を巻き込む不慮の切れ味の低下があった場合でも作業に最低限必要な目立てをその場で行います。

・主な方法
 チェンソーの刃を固定し、ヤスリを正確な角度でヤスリを前方方向に押すように削ります。また、目立する刃の量(回数)と、目立て後の状況をヤスリの感触と目視で確認します。
 なお、紹介している方法は我流です。本当に正しいかは不明です。
 私個人のチェンソー歴。 共立×2台、リョービ×1台、ゼノア×1台 なりの実力です。
チェーンソーの目立て 上級編
目立て作業  ・ガイドバーの固定

 チェンソーの目立てを正確に行う為には、自身の体制を保持しするとともにガイドバーが作業中に動かない(傾かない)ことが重要です。
 安定した作業場所が確保できない場合、クランプを使用してガイドバーが動かない固定します。
 普段はトラックの荷台で目線の高さとなる位置で目立てを行っています。なお、写真は紹介用に作業場で撮影しています。
コマの固定  ・コマの固定

 左手でコマをガイドバーの手前側に強く押さえつけます。
 特に、削ったときに刃が傾いたり浮き上がりが起きないように力を加えます。
手の役割  ・手の役割

 右手でヤスリを持ち、刃の角度にヤスリを合わせます。右手を前方方向に押す時に削ります。
 ヤスリは右手のみで削るため、目立てに動かしたときにヤスリの角度が最後まで変わらないよう、特に注意します。

 左手はコマの動きと傾きが発生しないよう注意します。
 削る都度、ヤスリの当たり具合や刃毀れや状態を見ながら(主に感触で感じながら)削る量を判断します。
目立て作業  ・目立て作業1

 左手でコマを抑え、右手を前方方向に押す時に削っています。
 左手の指はヤスリに巻き込むことがあるため、必ず手袋の着用が必要です。
 削る角度横方向の他、水平角(25AP等)もある場合は、上刃の削れ具合に特に注意します。
反対の目立て  ・目立て作業2(逆手)

 反対側の刃の目立てです。
 左手が上にくるため、右手を刃の内側方向が上方向となるため押さえにくくなります。
 右手のヤスリの抑え具合が弱いと、左右の刃で斑となります。
 慣れないうちは、先に逆手となる「目立て作業2」を行い、それに合わせた力加減で「目立て作業1」を行った方が上手く出来るかもしれません。
逆手の目立て  ・目立て作業3(逆手)

 右手のヤスリを刃にあてます。
 左手の指の上にヤスリがくるため、特に指にヤスリを当てやすい位置関係になります。
目立てのヤスリ  ・目立て作業4(逆手)

 指を巻き込まないように、しかし、注意し過ぎて力を緩めないよう作業します。
ソーチェンの刃先  ・刃の角度の確認

 ヤスリのみの目立てでは、目立てゲージを使用しないことでヤスリを当てたときに刃の角度が確認しやすくなります。
目立てした刃先  ・目立て後の刃

 目立てを行った刃です。
 刃先の湾曲も調整し、ゲージを使用時以上に刃先が整えられた目立てが行われています。
・ゲージを使用しない目立てについて
 角度が大きく誤って目立てを行うと、後の修正が大変な作業となります。
 しかし、慣れてくるとゲージがないことで目立てを行う刃先の状態をより確認することができ、微調整等も行えるようになります。
 ゲージで慣れて角度等の感覚が身についてから、ゲージを使用しない目立てに切り替えることで上達します。

・その他
 より良い目立てを行う場合、全ての刃の長さをそろえる必要があります。
 欠ける等して短い刃がある場合、短い刃に合わせてその他の刃を削り長さを揃えます。
 刃の欠け具合によって、大掛かりな目立て作業が必要となる場合がありますので、使用目的にあわせどの程度まで行うか決定する必要があります。

 なお、欠けて短い刃があり無理に揃える場合は、ソーチェンを交換した方がよっぽど手っ取り早いです。
 また、刃以外の部分(チェーンやコマ)に傷がなければ、刃の1本や2本少なくても他の刃の切れ味の調整や使い方でさほど支障なく使用することが出来ます。
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