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農業機械メンテナンスナビチェンソーのメンテナンス方法>チェーンソーオイルの種類と役割
 チェンソーの刃が走るガイドバーとソーチェンは、金属が高速に走るためにおきる摩擦により熱と摩耗が発生します。
 チェーンオイルは、ガイドバーの内側からソーチェンとバーに供給されることで潤滑により摩擦抵抗を減らして熱の発散と摩耗による磨耗と発熱を防止する役割を持っています。
 このページでは、用いる商品名称がチェーンソーオイルと表記していることから、本体の記載ではチェンソー。オイルでは、あえてチェーンソーオイルを記載しています。
 オイルが出ないときはは、「チェーンソーオイルが出ない時の原因と対処法」へ

チェーンソーオイル消費の仕組み
 チェンソーに供給されたチェーンソーオイルは、ガイドバーの穴(本体取付ネジの上下にある穴)からガイドバーの内側を通りソーチェーン供給されます。その後、ソーチェン―の回転によりガイドバー全体に広がります。
 大部分のチェーンソーオイルが樹木の切断時におが屑に吸着して消費されます。
 チェーンソーオイルは、機種によってエンジン又はクラッチに連動してオイルが供給されます。
 前者のタイプではアイドリング状態でも常にチェンソーオイルが供給されます。このため、使用始めにオイルが極端に多く飛散するように感じることがあるのは、暖気運転時に供給されたオイルが飛散するものです。

チェーンソーオイルの種類
・植物性(主成分:植物油、合成油)チェーンソーオイル
 植物性の原料を用いることで微生物によって分解させる生分解性チェーンソーオイル。自然分解されることで環境に優しい。価格が割高。
 チェンソーを長期保管する際、チェンソー本体から抜いて空にしておく必要があります。

・鉱物性チェーンソーオイル
 エンジンオイル等の同じ鉱物オイルに添加剤を加えたチェーンソーオイル。市販されるチェーンソーオイルの主流の商品。
 添加剤により油飛びを抑制し、ソーチェンやガイドバーに付着しやすいようになっています。

・エンジンオイル
 チェンソーオイルは、説明書に記載のある指定粘度(10W-30)のエンジンオイルを使用することが出来ます。
 エンジンオイルの交換で余った新しいオイル等を用いますが、私の周りには交換したエンジンオイルの廃油を使用する人もいます。

・この他
 チェーンソーオイルについては、その役割から焼き付きや摩耗が発生しなければ良く、トラクター等の油圧オイル交換にともなう廃油等を使用する人もいます。要は、使用環境と性能のバランスが取れていれば、多くの場合で支障なく使用できます。但し、メーカーはオイルポンプの故障原因となるとして、廃油の使用を禁止しています。
 何れにしてもオイルの粘度により噴射量も変わるためそれに応じた噴出量の調整が必要です。また、粘土や種類によっては通常使用で問題なくても極限状態(作業に伴う加熱・冬季の低温)での環境でその役割を果たせない場合もあります。
 自己責任で専用品以外を用いる場合には、自身の作業条件とチェ―ンソーの価格。オイルの入手やオイルに関する知識を複合的に考慮して使用する必要があります。

チェーンソーオイル

  • チェーンソーオイルパック
  • ・AZ チェーンソーオイル

     粘度 ISO VG105 オールシーズンタイプ ※
     1リットルパック・4リットルパック
     近所のホームセンターで安価に市販されていた物です。割安な4リットルパックを、使い終わった1リットルパックに詰め替えて使用しています。
     チェンソーメーカーから市販される純正品もありますがかなり割高です。このため、汎用品であるAZの商品を使用しています。

  • オイル給油口
  • ・チェンソーオイルの給油口

     チェンソー本体のチェーンソーオイルの給油口です。
     写真では掃除がされてきれいですが、作業時には多量のおが屑が付着してます。
     給油時におが屑が内部に入ることで徐々に吸入口フィルターが目詰まりし、オイルが正常に噴射しないようになります。
     給油の前に刷毛等でおが屑を掃除してから、給油キャップを開けるように心がけることで詰まりを予防することができます。
     詰まった場合、内部からフィルターを取り出し清掃。又は、交換します。

  • ガイドバーオイル穴
  • ・ガイドバーのオイル口

     チェンソーのガイドバーに上下に空いたオイル供給用の穴です。
     穴からガイドバーの溝に横穴で繋がっています。この横穴が詰まることでオイルが供給されないことがあるため、清掃個所一つです。
     上下に2つ穴があるのは、取り付けたとき上となる方からオイルが。下となる穴はバーの取付位置を調整する役割を担います。
     刃を反転させて取り付けれるよう、同じ構造となっています。
     本体側のオイル噴出口も定期的な清掃が必要です。

粘度等の種類と使用量
 チェーンソーオイルにもエンジンオイル同様に粘度による違いがあります。
 冬季の低温環境下では流動性が低下する(オイルが固くなる)ことからオイルポンプへの負担が大きくなるため粘度の低い物を使用します。
 しかし、夏場等の高温時や、大口径の伐採作業(プロの領域)による連続使用による過熱がある場合は、ガイドバーとソーチェンの保護力を高めるために粘度の高い物を使用します。

 一般使用では、粘度の違いを意識することなくどれでも使用できます。
 また、エンジンオイルのようにマルチグレードといった表記はなく、オールシーズンと記載されていれば夏冬ともに使用できます。

AZチェーンソーオイルの市販品
平成26年12月における参考価格
 ①AZチェーンソーオイル 4L
  粘度VG110 価格定価 2,172円(税別)

 ②AZレギュラーチェーンソーオイル 4L
  粘度VG105 価格定価 2,000円(税別)

 ③AZチェーンソーオイルDタイプ4L
  粘度VG100 価格定価 1,886円(税別)

 ④AZ水溶性チェーンソーオイル 4L
  粘度VG110 価格定価 2,362円(税別)

 ⑤AZ生分解性チェーンソーオイル4L  
  粘度VG100 価格定価 6,477円(税別)
  生分解性オイルは植物油をベースにしており90%分解性を達成している環境負荷の小さいオイルです。

 各オイルは価格の参考のため4Lの市販品のみを紹介しています。量が異なる規格違が広く市販されています。

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