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農業機械メンテナンスナビクローラ運搬車のメンテナンス方法>クローラ運搬車(キャタピラ)のグリスアップ
 コンバイン・トラクター・運搬車のクローラ(キャタピラ)等は、泥に埋もれる等の環境で使用するため、放置すると泥が内部に侵入してきやすい箇所です。
 グリスは単に潤滑作用だけでなく、グリスを補充することで泥の進入を阻害する効果もあります。
 機種によって、クローラのメンテナンス方法は異なり、定期的に内部へのグリスアップが不要な機種もあります。説明書を確認し、グリスアップを行います。

クローラ運搬車のグリスアップ(キャタピラ運搬車)

  • クローラ(キャタピラ)部分
  • ・クローラ(キャタピラ)部分
     駆動輪(一番左の一輪)を除いた全ての浮遊輪にグリスアップを行います。
     泥で汚れてい状態ではアダプタ等に付着し内部に入る可能性があるため、洗車後に実施しています。
  • クローラ浮遊輪
  • ・浮遊輪の部分

     グリスアップを実施する浮遊輪です。

  • グリスアップアダプタ
  • ・グリスアップのアダプタ

     浮遊輪には、注油口(グリスニップル)がないためボルト型のアダプタを使用し、グリスを注入します。
     アダプタを取り付けるため、浮遊輪を固定しているボルトを外します。アダプタの先端にはグリスニップルが装着されています。

  • アダプタの取付
  • ・アダプタの取付

     浮遊輪を固定していたボルトの跡に、アダプタを取付ます。

  • アダプタの取付
  • ・グリスの注入(グリスアップ)

     浮遊輪毎にグリスガンで1~2回注入します。
     途中、グリスが染み出てきた場合。グリスガンのレバーが重くなった場合は直ちに注入を終了します。
     使用グリスは、リチウムグリスです。全ての浮遊輪にグリスを注入し、終了です。


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