農業機械メンテナンスナビ

農業機械メンテナンスナビクローラ運搬車のメンテナンス方法クローラー運搬車のミッションオイルの交換時期と補充>クローラ運搬車のミッションオイルの交換
クローラ(キャタピラ)運搬車のミッションオイルの交換方法です。特に新品の時はミッション内での金属齧りによりスラッグが発生するため、新品後に一度交換しておくとミッション系のトラブルを予防することが出来ます。
 オイル交換では、オイルドレインから古いミッションオイルを抜いて新しいオイルを補充します。使用するオイルの種類・交換頻度・主な注意点は、「クローラー運搬車のミッションオイルの交換時期と補充」と同様となります。

ミッションオイルの交換

  • ミッションオイル交換資機材
  • ・ミッションオイル資機材
     ギアオイル GL-5 90
     オイルジョッキ
     オイル処理パック(オイル交換時に使用)
     ギヤオイル・オイルジョッキは既に別で使用している物のため、ゴミの付着防止に二重の袋で覆っています。オイル処理パックは、他の機械のエンジンオイルなどにも使用するため大きい6リットルを用意しています。
  • ミッションオイルドレイン
  • ・ミッションオイルドレイン

     ミッション下部にあるドレインです。ドレインのネジは、四角の形をしています。
     写真は足元から撮影しています。
     この時点で、補充と同様に保護カバーは外してあります。

  • 廃油処理
  • ・廃油処理パック

     ミッションオイルドレインの下に廃油処理パックを当てます。
     車高がかなり低いので、廃油処理パックのダンボールの一部を潰して車体の下に差し込み使用しています。

  • 古いミッションオイル
  • ・オイルの排出
     ドレインを外して古いオイルを排出し、オイル処理パックで受けます。
     排出時、注油口を開けると空気の取り入れ口となり、排出が早くなります。オイルが排出が終わったらドレインプラグと取り付けします。
  • オイルの注入
  • ・新しいミッションオイルの注入

     オイルジョッキを使用して規定量を注入します。規定量を入れると、僅かに検油口からオイルが染み出てくる程度となりました。
     検油口等については、
     「クローラー運搬車のミッションオイルの交換時期と補充」を参考にしてください。
     今回の機種では規定量は1.4リットルでした。
     検油口・注油口・保護カバーを元に戻して作業終了です。


 次ページ:クローラ運搬車のメンテナンス方法 に戻る

クローラ運搬車のメンテナンス方法内メニュー

姉妹サイト・ブログ

ページのトップへ戻る