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農業機械メンテナンスナビ共通メンテナンス項目農機具のエンジンオイル交換方法>オイルフィルターレンチの使用方法と注意点
 大型の農業機械に取付けられたエンジンオイルをろ過するオイルフィルター(オイルエレメント)。取付は手で回すだけですが、エンジンの圧力と経過による癒着により手での取り外しが困難な時、専用工具のフィルターレンチを使用することで取り外すことができます。
・オイルフィルターレンチ使用上の注意点
 オイルフィルターレンチを使用して力を加えた場合、フィルターに傷や変形(以下、傷など)が起きます。稀にフィルターが硬くてレンチを使用しても外れない場合がありますが、外れなくてもフィルターに傷などがつくため強度が大きく低下します。エンジン運転中はエレメントに圧力がかかるため、フィルターに傷などをつけた状態でエンジンを始動させると破裂してオイルが流れ出る可能性があります。
 このため、レンチを使用して作業を開始した場合、必ず最後までやり遂げる必要があります。
 なお、オイルフィルターは無傷の状態でオイル圧力の5倍の強度まで耐えれる設計です。塗装が剥げただけでも錆による腐食が発生することで何れ圧力に耐えれなくなる可能性があるため、交換又は防錆処理が必要となります。

・紹介したオイルフィルターレンチの種類
 ・チェーン式オイルフィルターレンチ
 チェーンの引っ掛ける位置を変えることで様々なサイズに対応することが出来るフィルターレンチです。この他レンチの種類については、「オイルフィルターレンチの種類とおすすめ製品」へ

オイルフィルターレンチの使用方法

  • オイルフィルターレンチ
  • ・チェーンタイプのフィルターレンチ

     オイルフィルター本体に巻き付けて使用するレンチです。ホームセンターであまり見かけないため、入手では通販等での取り寄せ等のが必要となることがあります。価格 約1,000円程度

  • フィルターレンチ
  • ・フィルターレンチ

     チェーンを伸ばした状態のレンチです。チェーン部分を巻き付け、持ち手先端のフックでひっかけて使用します。
     梃子の原理で持ち手を引くとフックがチェーンを締め上げ、フィルターに喰い付き滑らない設計です。

  • オイルフィルタに取付け
  • ・オイルフィルタに取付け
     レンチをオイルフィルタに巻きつけた状態です。持ち手のフック先端でチェーンを噛みあわせます。フックは、フィルターとチェーンが密着する位置に噛み合わせます。
  • オイルフィルター取り外し
  • ・取外し作業

     持ち手を上(フィルターが外れる方向))に引き上げることで、チェーンを締め上げながらフィルターをまわして取り外します。

この他の方法
・カップタイプ
 オイルフィルターと適合するフィルターカップを被せて使用します。微妙な大きさの違いでフィルターを舐める場合、ウエスを数枚挟みカップをはめ込むこと、強い摩擦が生まれてかなり力を加えることが出来ます。

・プライヤータイプ
 オイルフィルターの角(カップの先端側)を挟み、フィルターを回します。オイルフィルターの種類では、先端部分が挟みやすいよう多角形となっていることがあります。

実際の交換作業について
 紹介に使用した写真は、撮影のためすでに取り外したフィルターを用いて紹介しています。実際の作業では、車や農業機械によりオイルフィルターの取付位置が異なるだけでなく、狭い空間に手とレンチを入れての作業となります。このため、力を加え難いため、硬くて回らない等で外すのが非常に困難な場合があります。
 オイルフィルターが外れない原因には取付方法に問題があるかもしれません。外れない場合の主な原因と対策については、「オイルフィルターが外れない原因と外し方」へ

その他
 実際の作業方法は、機械ごとのメンテナンス内容で紹介しています。
 ・トラクターのオイルエレメント交換方法 へ
 ・スピードスプレイヤーのオイルエレメント交換方法 へ

 次ページ:オイルフィルターレンチの種類とおすすめ製品

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