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農業機械メンテナンスナビスピードスプレイヤーのメンテナンス方法>動力噴霧器ポンプの注油
 始業前点検にて動噴霧器の心臓部となるポンプのプランジャにエンジンオイルを注油しシールを保護します。
・注意点(管理人の体験談です)
 ポンプ付近は、エンジンの動力を伝えるための各ベルト等がある機種もあります。注油作業では安全に配慮するともに、Vベルト等の余計な場所にオイルを零さないように注意します。

スピードスプレイヤの噴霧ポンプの注油

  • カバー写真
  • ・ポンプ部分
     噴霧用のポンプや車両の前方や側面に収納されています。機種によりカバーのかけ方が異なりますが内部はほぼ同様の構造となっています。
  • ポンプ部分写真
  • ・ポンプ部分
     写真中心に移る赤い部分が動力噴霧器のポンプ部分です。ポンプ部分の上部の赤いコックが、圧力調整バルブです。
     噴霧量の調整は、このバルブである程度調整することができます。
  • プランジャの写真
  • ・プランジャの注油
     ポンプに穴が3~5個程度穴が開いています。穴の中にエンジンオイルを数滴(3滴ほど)づつ入れます。
     穴はポンプのシリンダー数できまります。写真のポンプでは3箇所です。
  • 注油されたプランジャ
  • ・注油後の写真
     穴にオイルを大量に注油しても下から抜け出ます。内部がオイルで潤っていれば注油量として十分となります。
 プランジャの注油は、毎回必ず行う始業点検箇所となっています。しかし、点検を忘れても直ちに破損する箇所ではありません。オイルを忘れる等して注油できなくても使用することは可能です。
 責任は持てませんが、まったく注油せずにシーズン中に使い続けても寿命は短くなりますが、直ちに破損しないと思われる箇所です。

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