農業機械メンテナンスナビ

農業機械メンテナンスナビ共通メンテナンス項目グリスガンの使い方>グリスガンでの注入方法(グリスアップ)
 グリスガンを用いてグリスニップルに注油を行います。
 注油量が多すぎると破損を招く場合もあります。説明書を確認し指定された量を注入します。このページの紹介は、適量と、具体的な量が記載されていない場合の注入方法です。

グリスガンでの注入方法(グリスアップの方法)

  • 農機具のグリスニップル
  • ・注入するグリスニップル

     写真は、草刈機バーナイフモアの補助輪の軸です。上部にグリスニップルがついています。

  • ニップルの掃除
  • ・グリスニップルの掃除

     グリスニップルは、土等が付着し汚れている場合、グリスアップした際に泥が内部に混入します。汚れている場合、ブラシ(歯ブラシのような素材)で注油するグリスニップルを掃除し、ゴミが入らないようにします。

  • グリスガンの取付
  • ・グリスガンのノズルをはめ込む
     グリスガンの先端をグリスニップルに押し込みます。
  • グリスアップ写真
  • ・注油(グリスアップ)
     レバーを往復させグリスを注入します。必ずグリスガンのアダプタをニップル対して真っすぐの状態で注油します。傾きがあると、グリスが先端から漏れ出ます。
     写真では、自在に曲がるホースノズルを使用しているため、傾きが関係なく注油できます。付属のストレートノズルでは、真っ直ぐに立てないと作業できません。
  • 溢れたグリス
  • ・注油の目安
     説明書の量を確認して注油します。大抵1~2往復分です。途中、レバーが重くなる。古いグリスが染み出てきたら終了です。
     構造により古いグリスが染み出てこない密閉箇所もあります。密閉箇所では2報復程度で注入をやめておく方が無難です。
  • グリスガンの取り外し
  • ・グリスガンの取外し
     グリスガンを先端(アダプタ)を傾け、先端の内圧を抜いて取り外します。傾けずに無理に引っ張るとニップルが破損します。どうしても外れない場合、横に押し倒すイメージで、ニップルの突起がアダプタ内部ぶつかり、梃子の原理でアダプタの先端が浮き上がるようにして外します。
  • グリスのふき取り
  • ・古いグリスの拭き取り
     注油箇所の構造で、古いグリスが押し出された場合、グリスを拭き取り掃除をして終了です。
 次ページ:グリスニップルの交換

共通メンテ内メニュー

姉妹サイト・ブログ

ページのトップへ戻る