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チェーンソー・チェンソー
 エンジンチェンソーは農業機械の中でも高出力で小型かつ軽量に設計されています。また、大量のおがくず等の舞う過酷な環境で酷使しているため、その清掃は重要です。
 ソーチェンやガイドバー及びカバー内の目立つところだけでなく、エンジン回りの掃除は機械の寿命に直結する重要な掃除個所です。

・エンジン回りの汚れによる故障例
 ・エアーフィルターの汚れによる出力低下
 ゴミによりフィルターが詰まることで、空気の取り入れ量が減り出力が低下します。
 影響の程度:軽度、掃除すればほぼ治ります。

 ・ゴミの流入によるエンジン内部の摩耗
 エアフィルターの破損によるゴミに流入。
 過度の汚れにより徐々にフィルターを通過してゴミが流入する状態です。
 影響の程度:中度、ゴミが流入しエンジン内部が摩耗したものを元の出力に戻すには大掛かりな修理が必要です。動く間に破損したフィルターの交換。掃除をすれば、多くの場合で継続使用が可能です。

 ・ゴミによる焼き付き。
 エアフィルターの破損後も放置して使用し続けた結果、ゴミによりエンジン内部が焼き付き動かなくなった状態です。
 影響の程度:重度、完全に壊れています。大掛かりな修理が必要であり、安価な機種では買い替えた方が早いです。

 ・放熱できなかったことによる焼き付き。
 エンジンが高温(最高温度)の状態で放熱が上手くできずに停止し、エンジン内部が焼き付き動かなくなった状態です。
 エンジンを最高出力状態で長時間使用し、突然停止した時に起こりやすいです。効率よく放熱出来るよう、放熱板のゴミを除去し空気が流れるようにしておくことである程度予防することが可能です。
 影響の程度:重度、完全に壊れています。大掛かりな修理が必要であり、安価な機種では買い替えた方が早いです。
 予防方法は、「チェンソーエンジン周りの掃除」へ

・エアクリーナエレメントの清掃と交換
・清掃頻度
 取扱説明書 25時間毎
 果樹や庭木での使用では、使用時間(使用量)が少ないことから数年に1回程度で十分です。
エアクリーナエレメントの掃除・交換
エレメントの掃除 ・使用する資機材

 掃除を行うチェンソーと掃除道具。交換用エレメント。
 写真左から:
 ・OA用ダストスプレー(エアーコンプレッサでも可)
 ・交換用エアエレメント
 ・ナイロンブラシ
 ・掃除するチェンソー
チョークを閉じる ・チョークを閉じる

 掃除に伴いゴミがエンジン内部に落ち込まないよう、チョークを閉じます。
カバーの脱着 ・カバーの脱着

 本体上部のカバー(エアクリーナカバー)を空けてエアーフィルターを露出させます。
 おが屑が付着し、エレメントも欠損しています。
エレメントの取り外し ・エレメントの取り外し

 エアクリーナエレメントをケースごと取り外します。
エアクリーナエレメント ・エアクリーナエレメント

 ケースから外したエアクリーナエレメントです。

 今回は汚れているだけでなく、欠損していることから交換が必要です。
エアクリーナエレメントの掃除 ・エアクリーナエレメントの掃除

 叩く。又は、OA用ダストスプレーでゴミを吹き飛ばします。
 エレメントが破損しないよう丁寧に取り扱います。
 汚れが酷い時は中性洗剤入りのぬるま湯で丁寧に洗い、乾燥させてから取り付けます。
エレメントケースの掃除 ・エレメントケースの掃除

 エレメントケースに付着した大きな汚れをナイロンブラシで擦り落とします。
エレメントケースの掃除 ・エレメントケースの掃除

 OA用ダストスプレーで残ったゴミを吹き飛ばします。
エアクリーナカバーの掃除 ・エアクリーナカバーの掃除

 カバーの内側に付着したゴミをナイロンブラシで擦り落とします。
エレメント周りの掃除 ・エアエレメント周りの掃除

 エアーエレメント周辺のゴミをOA用ダストスプレーで掃除します。
チョークの掃除 ・チョーク外側部分の掃除

 チョークを閉じていると掃除により入ったゴミがチョークの手前で止まっています。
 エンジン内部に落ち込まないよう掃除をします。
エアエレメントの組立 ・エアエレメントの組立

 掃除したエレメントケースを取り付けます。
交換用エアクリーナエレメント ・交換用エアクリーナエレメント

 古いエレメントの欠損があったことから、メーカー純正の交換用エアクリーナエレメントです。
エアクリーナエレメントの取付 ・エアクリーナエレメントの取付

 エレメントケースにエアクリーナエレメントを取り付けます。
 
エアクリーナカバーの取付 ・エアクリーナカバーの取付

 本体上部のエアクリーナカバーを取り付けます。
チョークを開く ・チョークを開く

 作業前に閉じたチョークを開いて作業終了です。
・チョークについて
 チョークを閉じることで、ゴミが内部に落ち込みにくくなりますが、完全に予防することは出来ません。
 なるべくゴミが内部に入らないよう注意が必要です。

・OA用ダストスプレーについて
 パソコン等の掃除に使われる圧縮空気がでるスプレーです。
 パーツクリーナではありません。間違ってパーツクリナーを使用するとエレメントが脆くなり使えなくなります。

・エアクリーナエレメントの破損について
 エアエレメントが破損するとエンジン内部にゴミが吸い込まることでシリンダー等に傷や磨耗がつきます。
 紹介に使用したチェンソーは問題なく動いていますが、エアエレメントの破損により寿命が大きく短くなっています。破損する前に交換することが重要です。

・純正のエアクリーナエレメントが入手できない場合
 通販で購入した。購入店が対応できない。部品の供給が終了した等の理由で純正のエアーエレメントが入手できない場合があります。
 この場合、汎用のエアーフィルターから切り抜いて自作することができます。汎用品はネット通販でも売られています。「エアーエレメント 汎用」と検索してみ下さい。
 購入では、元のエアーフィルターより一回り大きい物を選択してください。
 また、自作にあたっては隙間が生まれないように、一回り大きい形に丁寧に切り抜いてください。
 エアーフィルターの厚みは調整し難いため、元のエアーフィルターと同じ厚みの物が望ましいです。
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