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農業機械メンテナンスナビ > チェンソーのメンテナンス方法 > チェンソーの目立て方法 > チェンソーの目立て 中級編(目立てゲージ使用)

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目立てゲージ
 チェーンソーの刃を適正な角度で目立てすることで、ソーチェーンの切れ味に斑の発生を予防します。

・目立てゲージの種類
 チェンソーの刃に種類があるように、目立てゲージも特定の刃のみに適合する専用タイプと、多くの種類の刃に使用できるマルチタイプがあります。
 マルチタイプでは、一度調整しておけばそのまま使い続けることが出来ますが、複数台のチェンソーに異なる種類の刃を使用している場合にはその都度調整が必要となります。

・刃の種類の見方
 使用されている刃は、チェンソーの取扱説明書に記載されています。
 この他、実際に付けられているソーチェーンの内側(ガイドバーのレール内部を走る部分)の刻印により確認することが出来ます。

・目立てゲージの大きさ
 ゲージには大きさにも様々な種類があります。
 基本的に大きいゲージほどヤスリの角度がずれ難く(合わせ易い)、正確な目立てが出来ます。
 小さい物は携帯性に便利です。業務等で使用する場合、現場で給油の時にも行う為、小さい物が重宝します。 

・目立てする量
 目立てを行う場合、切れ味に偏りが出来ないよう全ての刃を均等となるように目立てを行うことが理想です。
 このため、欠けるなどして損傷のある刃については傷が無くなる位置まで削りますが、その他の刃は均等に削ります。
 目立つ傷がない場合、全ての刃を2〜3回程度均一に目立てします。 ページ下部参照
 目立てゲージを使用したチェンソーの目立て
オレゴン ヤスリホルダー ・使用する目立てゲージ(ガイド)

 オレゴン ヤスリホルダー
 一緒に写るのは、マーカーに使用するマジックです。

・ガイドの効果
 ホルダーに角度の目印が刻印され目立て時の角度を確認しながら作業でできます。
 ガイドのプレート部分がデプスに乗るため刃が上方向に傾くことを防ぎます。
目立てマーク ・目立てのマーク

 均一に目立てを行うため、作業の開始場所に目印をつけ、2重作業及び目立て漏れを防ぎます。
 慣れてくるとマークがなくても削った刃を容易に確認できます。
刃を抑える ・刃を抑える※1

 目立てする刃が目立て作業で動かないよう、左手で刃を抑えて固定します。
 注:この写真では刃先が右上を向いています。
目立てはじめ ・ヤスリをあてる

 ガイドに取り付けられたヤスリを刃とエッジの間に当てます。

 ヤスリ及びガイドは水平にあてます。
(刃の種類によって、10度の角度のものがあります。)
 注:この写真では刃先が左下を向いています。
刃先とヤスリの状況 ・ヤスリと刃先の状況

 上の写真の刃先部分の拡大写真です。
 ガイドの「30度」の下のヤスリとの隙間に写るのがチェンソーの刃先です。

 注:この写真では刃先が左下を向いています。
ヤスリで削る ・ヤスリで削る

 右手でヤスリの角度と水平を保持して押す方向(左上方向)で刃を削ります。※1

 削るとき刃が傾かないよう注意します。

 注:この写真では刃先が左下を向いています。
反対側の目立て ・反対側の目立て

 反対側も同じように目立てを行います。

 注:この写真では刃先が右上を向いています。
反対側の目立て ・反対側の目立て

 反対側も同じように目立てを行います。

 注:この写真では刃先が左下を向いています。
ヤスリガイドの状態 ・ヤスリをあてる

 横から見たヤスリとガイドの状況です。

 注:この写真では刃先が左を向いています。
 ヤスリは写真撮影用に右側に傾けていますが、削るときには左側に傾きます。
オレゴン 目立て機 ・この他の目立て機

 オレゴンの目立て機です。ガイドバーに取付けることでより正確に角度を保持して目立てを行うことができます。
 参考価格:3,000円程度。
 倉庫等で落ちついて目立てを行う時に正確に目立てを行うことが出来ます。
※1 ヤスリの抑える手
 ヤスリ及びガイドは、両手を持って保持して目立てを行う方法があります。
 しかし、両手での作業は事前にガイドバーを固定して動かないようにしておく必要があります。また、チェーンが適正な張り具合になっている必要があります。
 ガイドバーの固定やソーチェンの貼りが不十分な場合、作業中に刃が傾くため目立てが失敗します。
 これを予防するため左手で刃とバーを固定する方法を紹介しています。

・欠けた刃の処理
 刃に傷や欠けが発生している場合、欠損している部分が無くなる個所まで削ります。何れ他の刃が早く摩耗して高さが追いつきます。
 しかし、大きく欠けている場合はどうしようもありません。
 基本的に刃が欠けた場合には交換が必要です。
 特に傷を確認しチェーン部にも欠損が認められる場合、危険なため直ぐにソーチェンの交換が必要です。

・刃が欠けた時の影響
 チェンソーの刃は、左右対照に切れるように刃が付いています。片側に使える刃が一本減ることで、切断作業時に刃が傾きながら切れるようになります。
 伐採作業でもない限り、切れ込みが多少傾いたところで実害はありません。
 しかし、大きな切断作業では切れ込みが弧を描くことにより、ガイドバーやソーチェンの負担が大きくなります。

・対処法
 刃が傾く場合、他の刃の切れ味を微調整することである程度回復させることができます。
 しかし、その削る量等は感覚的なものであるため、なんとなくやっている内に改善するかもしれません。

・エッジの調整
 刃の磨耗が進んだ場合は平ヤスリを用いてデブス(エッジ)を削ります。
 詳しくは、「チェンソーの目立て 中級編(デプス調整)
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