- 農業機械メンテナンスナビ>刈払機のメンテナンス方法>刈払機のグリスアップ
- 刈払機の刃が回転するギアケースにグリスを注入し、内部のギアの磨耗を保護しします。
・グリスアップの頻度
・取扱説明書:初回25時間毎 ・管理人の場合:年1回
・使用グリスの種類
刈払機用グリス。汎用品ではウレアグリス。又は、耐熱リチウムグリス。
今回使用したのは「エーゼットの刈払機用グリス(300円程)」汎用品のリチウムグリスを使用できないこともありませんが、耐熱性の問題から出来れば専用品の使用をお勧めします。
・注意
刈払機のグリスアップは、実施後に注油孔ボルトが緩みやすく、外れる場合があります。また、緩みを警戒して注油孔ボルトを締めすぎると金属が柔らかいため、ヘッド側のねじ山をなめることがあります。
使用量が少ない場合には、グリスアップを行はないほうが無難な箇所です。グリスップを行う場合、緩み防止に注油孔ボルトに合うバネ座金を使用することで注油孔ボルトの緩みを予防することが出来ます。
刈払機グリスアップの方法
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・使用機材
・レンチ
・エーゼットの刈払機用グリス(300円程)
・真中ブラシ
・グリスアップするBIGM 刈払機 -
・軸受部(ギアケース)の掃除
グリスアップ作業でゴミがギアボックスに混入しないよう、巻きついた草の除去。
注油孔ボルト付近を真中ブラシで掃除します。 -
・清掃後の軸受部
枯草、付着した土がとれてきれいになりました。
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・注油孔ボルトの取り外し
レンチを使用して注油孔ボルトを外します。
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・注油孔ボルトとバネ座金
取り外して注油孔ボルトと緩み防止の為のバネ※です。※通常、注油孔ボルトにバネはついていません。
六角ボルト用のバネの大きさの合う物を1個数円で購入して使用しています。 -
・注油孔
ネジ穴がギアボックスの注油孔になっています。
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・グリスの注入
グリスを注入します。一度に入らないため、回転刃を回しながらグリスを注入します。
何度が刃を回して溢れて入らなくなったら注入終了です。 -
・注油孔ボルトの取付
注油孔ボルトを取付ます。締めすぎによるねじ山をなめる。締め付けが不十分による緩みに十分注意します。
バネを挟んでいる場合、バネが縮みきる量を目安に締め付けます。バネの縮みきった状態で軽く締め付ければ終了です。 -
・グリスのふき取り
溢れ出たグリスをふき取り作業完了です。
グリスアップ後の使用
グリスアップ後の最初の使用では、使用時の振動で注油孔ボルトが緩み外れる場合があります。使用中、注油孔ボルトの緩みが発生していないか確認します。注油孔ボルトの紛失
注油孔ボルトが緩み紛失した場合は、直径の一致するものであれば市販の六角ボルトが使用できます。ボルトが深すぎると、内部のギアにあたる恐れがあります。長さに注意し、必要があればワッシャー(座金・ばね座金)で長さを調整することで代用できます。
注油孔ボルトの緩みについて
管理人は、これまでねじ山をなめたことが1回。緩んで注油孔ボルトを紛失したことが2回あることから、バネ座金を使用することにしました。締め付けの調整がうまくいかない場合、バネを挟むと緩みが発生しにくくなります。
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