- 農業機械メンテナンスナビ>チェンソーのメンテナンス方法>チェンソーエンジン周りの掃除
- チェンソーのエンジンは空冷式です。空気による放熱に不具合があると冷却が出来ないことでエンジン内部が異常高温で溶解し癒着してエンジンの焼付けが起こります。
焼きつきが起きないよう、エンジンの冷却用空気通路の掃除を行います。掃除の頻度
冷却用通路の掃除は、さほど頻繁に行う箇所ではありません。果樹や園芸等の趣味の範囲で短時間使用する程度では、多くの場合で先に他の箇所が壊れるため掃除する必要はあまありません。
エンジン周りの掃除
-
・上部カバーの脱着
ネジを緩めて本体上部カバーを開きます。
-
・チェンソーのエンジン
上部カバーを開き、チェンソーのエンジンを露出させます。
-
・チェンソー上部カバー
汚れが付着したカバーです。ナイロンブラシ等を使用し、汚れを落とします。
-
・エンジンの冷却用通路
空冷式エンジンを冷やす空気が通る部分です。下の方におが屑が付着し、熱で炭化してこびり付いています。
-
・エンジン周り
エンジンを違う部分から撮影しました。おが屑が流入してゴミが付着しています。
-
・エンジン冷却用通路の掃除
付着したゴミを掃除します。
こびり付いている為、マイナスドライバーやブラシで擦り落とし、OA用ダストスプレーでゴミを吹き飛ばし掃除します。 -
・掃除したチェンソー
掃除を行ったチェンソーです。
左から、
・エアクリーナカバー
・エンジン上部カバー
・チェンソー本体 -
・カバーの取付
元通りカバーを取り付けて掃除終了です。
エンジンの焼きつきについて
エンジンの焼き付き原因は、使用方法。燃料の品質。高速回転等さまざまで掃除をして完全に予防できるわけでありません。今回の掃除では、高温による焼きつきが起き難くするための掃除です。
次ページ:チェンソーの燃料漏れ