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- 屋外で長期に使用される資機材では、高い防錆性能を持つ亜鉛メッキによる防錆がなされています。
亜鉛メッキは優れた防錆性能を持ちますが、物理的な衝撃等で傷がついた時、メッキの隙間から錆が発生します。
亜鉛メッキがなされた構造物では、防錆には専用の防錆剤を使用しなければなりません。・亜鉛メッキ加工について
亜鉛メッキの防錆性能がとても高いことで知られています。亜鉛メッキの工作物では、防錆の加工方法だけでなく、使用するボルト等についても専用の物が使われています。
専用の物は割高ですが、不用意に適合性のない物を使用しないよう十分な注意が必要です。
亜鉛メッキの防錆処理
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・使用資機材
・金属ブラシ
・専用防錆剤
(写真:カンペハピオ ジンクリッチスプレー ) -
・錆の個所
亜鉛メッキの傷に発生している錆びです。メッキが傷ついたところにのみ、錆が発生しています。
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・錆取り
金属ブラシを用いて錆取りを行います。
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・防錆処理
20cm程度の距離から軽く吹きかけます。掛け過ぎ(厚塗り)に注意します。 -
・重ね塗り(2~3回程度)
1回塗装した後、乾いた状態です。塗料がひび割れするため、厚塗りの斑が目立ちます。
防錆剤が乾いたのを確かめ重ね塗りを行い、防錆処理が完了です。
・防錆処理の仕上がり
シルバーの亜鉛メッキに補修を行った場合、色に大差はありませんが塗料と元のメッキ部分の艶が異なります。次ページ:防錆処理の方法 に戻る