- 農業機械メンテナンスナビ>トラクターのメンテナンス方法>トラクターエアークリーナーエレメントの掃除
- トラクターのエアーエレメントは、果樹などの畑作では作業時に大量の砂埃を巻き上げるるため、その汚れが非常に激しい個所です。
・掃除・交換頻度
取扱い説明書:ホコリの多い作業 50時間毎に掃除。交換400時間(又は1年間)
普通の作業 100時間毎に掃除。交換1000時間(又は1年間)
管理人の場合:年1回掃除。交換は見た目に腐食がした時。この機械では20年間一度も実施していません。
・必要資機材
畑作などで付着した砂埃が非常に多い場合、エアーコンプレッサやOAクリーナーによる圧搾空気(圧縮空気)があると短時間で掃除を行うことができます。
畑等の現地で作業する時、圧縮空気が噴き出るOAクリーナーがあると容易に掃除できます。
エアークリーナーエレメントの掃除
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・エアークリーナーエレメントの場所
エンジンルームのエアーフィルターポットです。
ポット内にエアーエレメントが格納されています。 -
・エアークリーナーエレメントの取外
エアーフィルターポット側面の取付ネジを回してエレメントを引き出します。
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・エアークリーナーエレメントの状態
粒子の細かい砂ホコリが大量に付着しており、振動で細かい砂が舞う状態です。
畑使用では、埃の量は物凄い量が付着しています。 -
・エアークリーナーエレメントの掃除
エレメントに傷がつかないよう、手で叩いてホコリを落とします。叩くと少しづつホコリが落ちるので、気長に作業を行う必要があります。
OAクリーナーやコンプレッサ等があれば圧搾空気を吹き付けてホコリをとります。OAクリーナーの圧搾空気は、コンプレッサ程ではありませんがかなり早く作業を行うことができます。 -
・フィルタポット内部の掃除
エアークリーナーエレメントを取り外したフィルタポット内部を確認し砂ホコリが溜まっていればふき取ります。今回は、ホコリがたまっていないため掃除の必要はありませんでした。
掃除は埃が舞いエンジン側に入らないよう吹き掃除で行います。 -
・フィルタポットのダストポットの掃除
このフィルタポットは、内部のゴミを外に落とす構造となったゴムの穴構造のダストポットがありました。内側から外側に溜まったホコリを吹き出し、掃除を行います。
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・エアークリーナーエレメントの取付
元通りに取付ネジを締めて作業終了です。