- 農業機械メンテナンスナビ>防錆処理の方法>メッキ用透明防錆剤による防錆方法
- きれいに塗装された機械の一部に傷などが付くと、塗装の隙間。剥がれた個所から徐々に錆が付きいずれ見た目が悪くなります。
傷が目立たない程度であれば、透明防錆剤により防錆処理を行い、錆び止めが目立たないように防錆処理を行います。・透明防錆剤
透明防錆剤は、割高です。また、期待できる防錆効果についてもおのずと限界があります。しかし、見た目を気にするバイクや車などの一部の塗装の剥がれなどに手軽に防錆を行うことが出来ます。
長所:
防錆剤が目立たないため見た目が悪化しない。
塗装が不要なため、部分的な防錆処理を手軽に行うことが出来る。
短所:
防錆剤が割高。期待できる防錆効果は大きくない。
・透明防錆剤の代用
透明(クリア)ラッカースプレーを吹きかけることでも一定の効果が期待できます。
透明(クリア)ラッカースプレー自体には、防錆効果はありません。透明塗料により金属部に水と空気が触れにくく錆が発生し難いというだけの効果ですが、何れ大掛かりな錆止めを行う予定であれば一時しのぎとして使用できます。
メッキ用透明防錆剤
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・使用資機材
・ナイロンブラシ
・透明防錆剤(透明スプレーで代用可能)
金属ブラシは塗装を痛め見た目が悪くなるため使用しません。 -
・塗装面の錆び
塗装面についた傷から錆が発生しています。
傷が比較的小さく目立たない場合、この見た目を維持するように防錆処理を行います。 -
・防錆面の掃除
塗装面等を傷つけて見た目が悪くならないよう、ナイロンブラシで錆と汚れを取ります。
ナイロンブラシは毛先が柔らかため、錆びとりに時間がかかりますが、気長に作業を行います。 -
・防錆処理
20cm程度の距離から軽く吹きかけます。塗料が透明なため、掛け過ぎ(厚塗り)に注意します。
・重ね塗り
防錆剤が乾いたのを確かめ重ね塗りを行います。
・仕上がり
もともとの傷を隠すことが出来ませんが、防錆処理で見た目を低下させることなく仕上がります。・ツヤ等の仕上がり
より見た目を気にする場合(塗装面のツヤ等)は、目的の部分に最小でかかるよう丁寧にマスキングを行うとよりきれいに仕上がります。・油分の処理
塗装面に油分がある場合は、パーツクリーナーで容易に除去できます。しかし、パーツクリーナは既存の塗装面を痛めます。 見た目を気にするための処置ですので、パーツクリーナーの使用を避け水洗い後にテッシュ等(ウエス)で何度も拭き取る方法で油分を除去します。
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