- 農業機械メンテナンスナビ>トラクターのメンテナンス方法
- 耕うん作業に使用するトラクターの主な整備メンテナンス内容です。トラクターは埃が多い作業環境であるため、エンジン内部にまで細かいゴミが入るためオイルやフィルターの交換と清掃。屋外使用のため防錆のためのグリスを怠ると摩耗と腐食が侵攻し寿命が大きく低下します。"
・紹介に使用した機種
・ヤンマートラクター F5 ロータリ
・イセキトラクター TM15F
・その他
メーカートラクターはオイル・グリス・クーラントに至るまで細かなメーカー指定があります。汎用品を代用してメンテナンスをしています。古い機械なら関係ありませんが、新品の状態で真似て不具合を出た場合、保証期間内でもメーカー保証が効かなくなる場合があります。自己責任で参考にしてください。
トラクターのメンテナンス内容
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・トラクターエアークリーナーエレメントの掃除
エアーエレメントポッド内のエレメントを外して、叩(はた)きます。エレメントが破損しない範囲で、叩き細かい砂埃が落とし、元に戻して終了です。
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・トラクターラジエタースクリーンの掃除
年1回程度。虫・草等のゴミが付着し、目詰まりします。
外して叩いてゴミを取り除き、元に戻します。 -
・トラクターのエンジンオイル交換方法
年1回程度(春に実施)。オイルドレインからオイルを抜いて、規定量まで入れます。
・イセキトラクターのエンジンオイル交換方法 -
・トラクターのオイルエレメント交換方法
大型の農業機械では、車同様にエンジンオイルをろ過するオイルエレメント(オイルフィルター)が使用されています。
定期的にエンジンオイルフィルターを交換します。 -
・トラクターのグリスアップ
グリスニップルの個所にグリスガンで注油。各可動部や錆が気になる場所にグリスアップを行います。
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・トラクターのラジエーター冷却水の交換・補充
6~7年に1回程度交換を行います。交換せずに使用すると内部から腐食して修理が必要となります。
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・トラクターのタイヤの空気圧点検
トラクターのタイヤの空気圧点検と補充を年1回以上。主に春の作業開始前行いタイヤの変形を予防します。
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・トラクターロータリー爪の交換方法
トラクターのロータリー爪は使用することで徐々に磨耗する消耗品です。磨耗により細く痩せた爪や変形や折れた爪(ナタ爪)を交換します。
この他
ミッションオイルについて、管理人は油漏れがない限り確認していません。ミッションオイル等を交換する時、多くのトラクターで油圧とミッションが兼用されています。ミッションオイル(油圧オイル)については、メーカー指定品を使用することをおすすめします。(不具合が発生したとき、特に修理費が高いため。)次ページ:トラクターエアークリーナーエレメントの掃除