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- SS(スピードスプレイヤ)やセット動噴等に用いられる心臓部。動力噴霧器ポンプのオイル交換方法です。
・オイル交換時期
取扱説明書:100時間毎(但し初回のみ50時間)に1回
管理人の場合:5年に1回程度。又は、オイルゲージ内のオイルが白く濁った時。
・オイルの種類
ガソリン用エンジンオイル(10W-30等)
注入量0.4~0.6㍑程度
・注意点
単純に古いオイルの抜いて、新しいオイルを入れるだけです。インジケータの真ん中になるように補充します。多すぎると吹き出るため過不足なくインジケーターにあわせて補充します。
・その他
エンジン部分と異なり、エンジンオイルは見た目にはさほど汚れません。しかし、使用が少なくてもオイルは酸化するため、半年又は1年毎の交換が推奨される部分です。
ポンプのオイル交換方法
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・使用する資器材
・エンジンオイル4㍑(10W-30) 1,400円程
・オイルジョッキ 300円程
・廃油処理BOX6リットル用 300円程
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・動力噴霧器のポンプ部分
写真は、丸山製作所BIGMセット動力噴霧器のポンプ部分です。SS(スピードスプレイヤー)等と大きさ異なるだけで構造・交換方法は同じです。 -
・インジケータ
噴霧器の裏側にインジケータとその下にオイル排出ドレインがあります。インジケータの真ん中の赤丸の中心にオイルがあるようにします。 -
・オイル処理パック
オイルを捨てるための処理パックをオイルドレインの下に用意して排出するオイルを受けます。 -
・オイル注入口の解放
オイルがスムーズに排出されるよう、空気取り入れ口となる注入口を開けます。 -
・オイルの排出
ドレインを開けてオイルを排出します。 -
・古いオイル
古いオイルですがエンジン部分と違い見た目にはきれいなオイルが流れ出ます。
オイル排出後のドレイン取付は、締めすぎないのがコツです。緩まない程度に、締めつければ十分であり、力任せに締めつけるのは止めましょう。 -
・オイルの注入
オイルノズルやオイルジョッキを使用してオイルを補充します。
取扱説明書があれば規定量。
無い場合は、インジケータを確認しながら補充します。インジケーターの中心まで補充したら作業完了です。
写真の製品では、0.4リットル程度でした。 -
・スピードスプレイヤーのインジケータ
スピードスプレイヤーのポンプオイルのインジケータとオイルドレインです。点検口を開けると確認出来るようになっています。
中は、セット動噴と同じ構造の物ですので一目で見てわかります。
・オイル交換作業について
エンジンオイル、廃油処理ボックス等は運搬車等のその他のエンジンオイル交換にも使用します。このため、廃油BOXは大きい6リットル用を使用しています。ガソリンエンジンのセット動噴のオイル交換。SS等でディーゼルガソリン兼用オイルにてエンジンオイルを交換する場合、エンジンオイル交換と併せての作業を行うと効率的です。
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