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農業機械メンテナンスナビ油圧ジャッキのメンテナンス方法>油圧ジャッキオイルの補充方法
 油圧ジャッキのジャッキオイルはシール等からのにじみもれや、エアーベントからの揮発により徐々に減少します。ジャッキオイルが不足するとジャッキが上がらなくなる。上がる高さが低くなるなどの障害が発生します。
 使用前にエアーベントを開きオイル量を確認し、不足している場合は補充を行います。
ジャッキオイルの補充
 タイヤ交換など年に数回しか使用しないDIYの油圧ジャッキでは、使用前にジャッキオイルの量を確認して補充することが理想ですが、実際にDIYで毎回使用前に確認することはかなり手間であり現実的ではありません。
 しかし、ジャッキの保管してあった場所にオイル漏れによる油だまりや滲みがある場合、オイル量を確認して補充を行います。

・ジャッキオイルの補充手順
1.ジャッキを水平な場所に置く
2.支持台(リフティングアーム)を下げる
3.エアーベント、注入口を開く
4.オイル量を確認する
5.不足している分のジャッキオイルを補充する
6.エアー抜きを行う

油圧ジャッキオイルの補充方法

  • 油圧ジャッキオイルの補充
  • ・油圧ジャッキオイルの補充

    ・油圧ジャッキ
     エマーソン フロアジャッキ2tEM-501
    ・ジャッキオイル
     エマーソン油圧ジャッキオイル200ml(700円程)
     ジャッキオイルはメーカー純正品の他、オイル粘土が同等であれば他社品や汎用のジャッキオイルが使用できます。

  • リフティングアームを下げる
  • ・リフティングアームを下げる

     リリースバルブを緩め、支持台(リフティングアーム)を一番下まで下げます。
     リリースバルブを緩めても自然に下がらない時は、支持台を押して一番下まで下げます。

  • カバープレートを外す
  • ・カバープレートを外す

     油圧ポンプを覆うカバープレートを外し、油圧ポンプ本体やエアーベントを露出させます。

  • エアーベント(注油口)をあける
  • ・エアーベント(注油口)をあける

     マイナスドライバ等を使用してエアーベント(注油口)を外します。エアーベント(注油口)を開いてからはゴミなど異物が内部に入らないように注意します。エアーベント周辺が汚れている時は先に汚れを拭いてから作業します。

  • オイル量を確認して補充する
  • ・オイル量を確認して補充する

     開けたエアーベント(注油口)から、ジャッキオイルが指定量入っているか確認します。
     ライトなどで照らして覗き込むと確認出来ます。オイルは無色透明で油面が判別出来ないときは、給油口から棒(ゴミの付着がないこと)を入れ確認するか、補充オイルするオイルを垂らすと油面が判ります。
     紹介している機種(エマーソンEM-501)では、エアーベントバルブより下に10mm程度の位置が規定量です。
     不足しているときは開けたエアーベント(注油口)からジャッキオイルを少しづつ補充します。

  • エアー抜きを行う
  • ・エアー抜きを行う

     エアーベント(注油口)を開いた状態のままでリリースバルブを緩め、油圧ハンドル上下を素早く動かします(5~6回)。
     エアー抜きの詳しい方法は、「油圧ジャッキのエアー抜き方法」へ

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油圧ジャッキのメンテナンス方法

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