- 農業機械メンテナンスナビ>ハンマーナイフモアのメンテナンス方法>ハンマーナイフのナイフ・ボルトが外れない時
- ハンマーナイフのフリーナイフや取付ボルト・ナットは、過酷な環境に曝されることで腐食や摩耗、固着することでナイフの交換作業で外れなくなることがあります。腐食・摩耗した箇所に無理な負荷をかけないようにし、固着した箇所を見極めて作業することで比較的簡単に外すことが出来ます。
・使用する資機材
・17mmコンビネーションレンチ
コンビネーションレンチは、片側メガネと片口スパナが一体となった物です。機種により取付けボルトのサイズ(使用工具のサイズ)が異なる場合があります。
ボルトの笠やナットが腐食している時、ボルト・ナットの両側をハンマーで叩いてはめ込むため2本あると理想的です。
・17×19mmラチェット
ラチェットがあると作業が早く出来ます。ラチェットは腐食によりハンマーで叩いてはめ込むとラチェットが故障することもあります
・ハンマー
固着した箇所の剥離や、錆の除去など衝撃をを加えるために使用します
・浸透潤滑剤
固着した部位を剥がすためオイルスプレー、クレ5-56などの浸透潤滑剤を使用します。高額ですがワコーズのラスペネであればより効果が高いです。本ページでは安価でそれなりに効果が期待できるクレ5-56を使用しています。
浸透潤滑剤は使用方法を誤るとボルトの笠やナットを舐める原因となるため使用には注意が必要です。
・パーツクリーナー
浸透潤滑剤を使用したあとに防錆のための塗装を行う場合に油分の脱脂に必要です。
・金属ブラシ(真鍮ブラシ)
防錆のための塗装を行う場合に錆や汚れの除去に使用します。
・交換用の替刃、取付ボルト・ナット
交換する時は全数交換となるため、交換刃と取付ボルトを1台分用意して作業を行います。
刃の裏表の入替交換でも傷んだ取付ボルト・ナットの交換するため数本分のボルト・ナットが必要です。
使用頻度が少なく次回交換作業が数年後(3年以上)となる場合、腐食により外れなくことを防止するため取付ボルト・ナットだけでも全数交換を行うことがおすすめです。
なお、交換する取付ボルト・ナットは必ず専用品します。傷みにより一部のボルト・ナットのみ交換する場合、重量バランスがあるため元のボルト・ナットと同一品を使用することが望ましいです。
外れないボルト・ナットの外す方法

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・固着したフリーナイフ
固着してドラムが回転しても動かなくなったフリーナイフです。
フリーナイフの固着しているだけだけでなく、取付けボルト・ナットも錆びて腐食しています。 
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・フリーナイフの固着の程度
フリーナイフに手で力を加えてもビクともしないほどがっちりと固着しています。

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・ボルト、ナットの状態の確認
腐食したボルト・ナットにラチェットやコンビネーションレンチのメガネ側が問題なくはめ込むことが出来るか確認します。
写真では腐食によりラチェットをはめ込むことが出来ません。 
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・ボルト、ナットの腐食の除去1
コンビネーションレンチの片口スパナ側をボルトの笠・ナットの形状に合わせて差し込みます。 
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・ボルト、ナットの腐食の除去2
ボルトの笠・ナットの形状に合わせた片口スパナをハンマーで叩いて差し込み錆などを除去して、ラチェット等がはめ込めるようにします。 
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・フリーナイフの固着状態の確認
固着により動かないフリーナイフにハンマーで打撃を加えて固着の程度を確認します。
ハンマーで力強く叩くと回転ドラムが痛みます。軽く叩き、固着部位が僅かでも動くかを確認します。 
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・ボルトの固着を剥がす
ボルトの笠をハンマーで垂直に叩き、衝撃によりボルトの笠とブラケット(刃の取付部)との固着を剥がします。

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・ナットの固着を剥がす
ナットの横方向からハンマーで叩き、衝撃により取付けボルトとナッドの固着を剥がします。

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・腐食したボルト・ナットの工具取付
コンビネーションレンチのメガネ側を腐食しているボルト・ナットの笠にはめ込みます。
腐食を片口スパナで除去してもはめ込み難いため、形状を合わせてハンマーで叩いてはめ込みます。 
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・工具による固着状態の確認
ボルト・ナット両側に工具をしっかりとはめ込んだ状態で力を加えて固着状態を確認します。ボルトとナットの固着。ボルト軸とナイフの固着の有無を確認します。
工具のはめ込みが悪いと舐めて取外しが難しくなります。 
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・フリーナイフとボルトの固着を剥がす1
ボルトとフリーナイフが固着により供回りする状態となっています。
フリーナイフを手で押さえボルトに力を加えて固着を剥がれるか試します。 
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・フリーナイフとボルトの固着を剥がす2
ボルトが動かないように工具で抑え、ハンマーで叩き衝撃を加えて固着を剥がします。
ハンマーで力強く叩くと回転ドラムが痛みます。衝撃が加われば良いので軽く叩きます。 
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・浸透潤滑剤の使用 1
確認した固着した部位にピンポイントで浸透潤滑剤をします。 浸透潤滑剤は工具を用いる箇所に付着すると削り油の役割を果たしてボルトの笠・ナットを舐める原因となり使用に注意が必要です。

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・浸透潤滑剤の使用 2
舐める原因となる箇所に浸透潤滑剤が付着しないよう、工具を取付けた状態で浸透潤滑剤を使用します。
ボルトとフリーナイフの固着しているため、ブラケットの間のみ浸透潤滑剤を使用し、十分に浸透するまで(10分以上)放置します。 
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・衝撃で固着を剥がす
ハンマーでフリーナイフを叩き衝撃を加えると、固着が剥離し隙間に浸透潤滑剤が浸透します。衝撃は反対側からも加え、徐々に動くようなるまで繰り返すことで取り外すことができます。

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・浸透潤滑剤の除去
ドラム・ブランケットの防錆に塗装等行うとき、浸透潤滑剤が残っていると塗料が付着しません。パーツクリーナーを使用して浸透潤滑剤を除去します。

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・パーツクリーナーの使用
パーツクリーナーで洗い流すように吹きかけて浸透潤滑剤を除去します。

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・錆や汚れの除去
塗装により防錆を行うとき、錆や固着したフリーナイフにより除去できなかった土などの汚れを真鍮ブラシを使用して除去します。 
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・腐食、摩耗したボルト・ナットの交換1
フリーナイフの前後の入替えでボルト・ナットを再使用するとき、取外しに苦労したボルト・ナットの状態を確認します。
取り外したナットは一部腐食・摩耗して六角形の形状がかわっています。 形状が変わっている。緩み止めが破損していれば交換を行います。 
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・腐食、摩耗したボルト・ナットの交換2
取り外したナットが一部腐食・摩耗して角が丸くなっているため交換が必要です。再使用すると次回取り外しが難しくなります。
・ハンマーナイフの取外しの難易度
ハンマーナイフのナイフ交換に伴う外れないボルト等は、トラクターの刃の交換に伴う外れないボルト等と比較して簡単に取り外すことが出来ます。しかし、不適切な作業を行うとボルトやナットを舐めて取り外せなくなったり、回転ドラムが故障する原因となります。
本ページの作業で取り外せなかった場合の方法は、共通メンテナンス項目>外れないナットの外し方 、 なめたナットの外し方 にて紹介しています。
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